本番日記 さらに続き

本番から一ヶ月かかってやっと一面が終わったよ。遅すぎ・・・orz

1面後半

代表挨拶
をを、ヨシヲがまともなこと言ってる・・・
って、FCBが始まってからまともなことばっかり言ってたけど。
ホントお疲れ様でした。

この隙にカレーさんなど、任天堂とオホーツクで両方キャラのあった人たちが着替えます。私はどちらも黒子なのでイスと譜面台をはける係。


オホーツクに消ゆ 完全版
さて、オホーツクです。今回の演出の目玉です。私とMACが黒子となって縦横無尽に駆け巡る。

まずは「オープニング画面」から始まり、「捜査メモ/名前入力」へとつながります。
このころ、私は小物の場所の確認と、タイトル画面の紙のしわ伸ばし。運搬のために真ん中から曲げた跡が寂しかったので。
そして「晴海ふ頭」から怒涛の演出が始まります。まずは黒子のMACが青いビニールシートを敷き、その上に篠(死体)、そして警官のトンキーと高野役のえーたろーさん。この時点ですでに笑いが起きています。
「ルブラン前」では呼び込み役のアナキンが満面の笑み。いつ見ても可笑しい。おいしすぎるっすよ、アナキンさん・・・会場の反応も上々です。
そして「ルブラン内」に入ってMACにイスを運ばせてルナ(カベオ)登場。そのストッキングの色はどうかと思うの・・・
そして曲が変わり、東京編終了。


北海道編1ではまず「オープニング」画面から。A4サイズで16枚に拡大連写したオープニング画面を黒子二人で持ち、裏にシュンスケ(カンジ)を隠して登場。
曲が変わって、「釧路市内」。私とMACは退場してシュンスケが一人で立ち尽くします。何の面白みも無くただ立ってるだけってつらいですよね。
そして次は「緑ヶ丘」。洗濯機をもって増田たえ(カレーさん)の登場。この洗濯機はずっとヨシヲに「もっと大きく」といわれ続けたけど、「これも味がある」と言ったメンバーがいたことと、何より面倒くさかったために作り直しはしませんでした。だって大きくしちゃうと運搬のとき車に入らないし・・・。
ひとしきり笑いをとった後は、「網走市内」でエミーゴとハセ犬の登場。地味なんだけど微妙に反響のあったこの場面。意外とおいしいですよね。このとき私は次のトランプに備え、上手から舞台をのぞいております。
そして「トランプ」。ブラックジャックの開始です。カンジがいないときにあわせたときには「こんなタイミングのシビアな演出、大丈夫かいな」と思いましたが、やってみるとできるもんだ。見事に曲の終わりと演出の進行がシンクロし、21だったはずのシュンスケのカードが22になってボスの勝利となりました。私の役目は最後に8だったカードを9に変えるだけ。take@Westの隣に控えて背景に徹しておりました。何気にボス・カンザキはこれが初登場なんですね。他のトランプ役は誰だかよく覚えてません、ご免なさい。

北海道編2は「コロポックリ」から始まります。トランプが終わるとMACが舞台中央に机を運んできて、黒子二人で「サワー」「ヤキトリ」「ゲソ」「ししとう」の張り紙を持って背景になります。そして予定通り起きる笑い。勝った。そして2フレーズ目からゲンさん(くにお)登場。
三味線の曲が聞こえてきてゲンさんと我々黒子が下手にはけると、「芸者」でシュンスケがたっきーにお酌をされます。曲のほうは三味線のフレーズをキーボードで弾いてますが、これがすごいと思うのですよ。鍵盤弾けないからよくわからないけど、大変そうだったし。
つぎの「知床五湖」では警官のトンキーと篠(死体)再登場。そしてビニールシートから顔と手だけを出して死んでいる様が笑いをかっさらいます。黒子二人も「立入禁止」のロープ役で背景になってます。
次の「まりも屋」で番頭になっているのはベビーフェイス・ヤマベ。人の良さそうな風貌が適任だと思うのです。
「ウトロのお土産屋」では、トランプに続いての動画再現で、ボス、シュンスケ、お土産屋の主人(ドゥークー)、壁に貼られたペナントの見本(MAC)と私(買ったペナントをあずかる役)が登場。ペナントを買い占めて、主人に詰め寄る変な刑事でした。
無事に曲と演出の進行がかみ合ってほっとした後は、再び死体(篠)登場で「とく子」。実はとく子は死んでないけど。曲が始まると歩いて登場した女性がおもむろに舞台中央で倒れ、終わるとまた立ち上がって帰っていくというシュールな絵が展開されます。
次の「夕張炭鉱」は舞台上にはハイヒールが片方落ちているだけ。客席をシュンスケが走り回り、走りつかれたら舞台に上がって靴を発見、袖に消えます。
そしていよいよ「摩周湖」で真紀子(やい)&めぐみ(ろくたんぞの)登場。曲の中盤でめぐみが消えて真紀子のみになります。この曲は長いし、ただ立っているだけで、二人に後で感想を聞いたら「さらし者の気分」だったそうで。
真紀子が一人でさらし者になっている間、めぐみは上手で一人着替えて「和琴温泉」に備えています。ドキドキします。そして曲が変わると、バスタオル姿のめぐみ登場。客席が沸きます。MACがゴミ箱とゴミをおき、私はゆっくりと登場して「あと2:00」のテロップを出すとまた客席が沸きます。そして9小節目から2小節に10秒ずつカウントダウン。最後に曲がゆっくりになり始めたところからは適当にめくり、最後に音を伸ばしているときに「あと10秒」→「あと1秒」→曲終了。めぐみの純潔(?)を無事守り切ることができてほっと胸をなでおろし、北海道編3へ続きます。

北海道編3は「警察病院前」でシュンスケから。釧路市内と顔が違いすぎるんですけどこれはどういうこと?
曲が変わると紋別の港の「管理事務所」でえーたろーさん再登場。私とMACも机を運びます。机の上にはニポポ人形と受付の看板。この曲で二役以上やってるのって、トランプを除けば篠とえーたろーさんだけですな。そして曲が終わるとここからがあわただしい。私とMACは机を片付け、「ファイティングシュンスケ」です。
まずは阿久津(おにっち)とヤクザAB(アマコソ、いのぽん)が登場、
そこにゲンさんが現れると阿久津とヤクザBが一旦消えてヤクザC(コイさん)登場、
シュンスケがヤクザCを殴っているシーンではゲンさんが消えて、ヤクザCをMACが支え(おつかれさま!)、
最後には呆然とする阿久津と傷ついたゲンさん、倒れたヤクザA、Cのみが残ります。
ヤクザCの王様は、サングラスで登場するとタクシーに乗車拒否されるほどのそれっぽさ。殴られるときのめがねのズレ具合といい、いい味だしたキャラでした。あと、阿久津の格好のおにっちはどう見てもそこら辺にいるおっさんでした。リハのときに客席にいた姿を見て、本気で「誰の親だ?」と勘違いしてしまいましたよ。
そして曲は「東京」に戻り、ボスとくろき(トリウミ)が登場。でもこれ、あきらかにボスでは無いよなぁ・・・。
最後の「エンディング」では、8小節ごとに役者が再登場します。このとき、舞台下手ではみんなで登場の1小節前に「Go!」と小さく飛び上がる不思議な雰囲気が醸成されておりました。登場順は以下のとおり(多分)。

警官&ルブラン呼び込み&ルナ
増田たえ&芸者&犬&青いワンピースの女性
トランプ達
まりも屋&お土産屋&死体(知床五湖)&管理事務所のおっさん
阿久津&ヤクザABC&ゲンさん
くろき&ボス&めぐみ(バスタオル)
シュンスケ&真紀子(ウエディングドレス)

そして北海道編のオープニング画面が出てきて、シュンスケが「完」の文字を貼り付けて終了。

いやはや、今までで一番疲れる1面でした・・・

アヲケムさんの「これより15分間の休憩に入らざるを得ない」でも笑いが取れる、素敵な客席です・・・
きっと舞台上で箸を転がしたら、みんな笑ったんだろう。